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入院用パジャマは購入とレンタルどっちがいいの?メリット・デメリット

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この記事の監修者岩本悠資
所属:岩本繊維株式会社 代表取締役
出身:1983年10月 京都生まれ
経歴 同志社大学経済学部卒業。
広告代理店入社、営業部配属。
岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、 パジャマ選びなどの情報をブログで発信。
資格
趣味 寝ること、育児、音楽鑑賞、お酒

入院時、パジャマをレンタルできる病院と自分で用意しなければいけない病院があります。実際、どっちの方がお得なのか?今回は入院用パジャマのレンタルと購入のメリット・デメリットをご紹介します。

1.入院用パジャマをレンタルするメリット

自分で用意・購入する手間がかからない

急な入院でバタバタしている中、どんなパジャマを用意したらよいか分からないし、時間的余裕がない…。
レンタル用でことがたりるようであれば、レンタルは気持ち的にも非常に便利です。

自分で洗濯をしなくてもいい

病院でパジャマをレンタルすると、病院側でクリーニングしてくれるので、夏場は週3回、冬場は週2回といった形で定期的に交換してくれます。
自分でパジャマを洗濯する手間や、着替えなどの管理を気にする必要がないので、やはり気持ち的に楽です。

短期入院の場合、コスパがよい

病院にもよりますが、1日200円でレンタル可能という病院もあります。
パジャマを購入すると安くても3000円以上はすることを考えると、短期入院の場合はレンタルする方がお得といえます。
また、クリーニングも病院でしてくれるので、購入したパジャマを自分で洗濯して、コインランドリーを利用する料金などを考えると、やはりお得といえそうです。

2. 入院用パジャマをレンタルするデメリット

3L、4L、5Lなどの大きいサイズの用意がない

病院によっては大きいサイズの用意があったり、デザインによってはある程度サイズ感をカバーできるかもしれませんが、自分に希望にそえるサイズ感のものが必ずしもあるとは限りません。
その場合はやはり自分で探して購入するしかないでしょう。

ポリエステル素材で着心地が悪い場合がある

病院でレンタルできるパジャマは、リネンサプライといわれるクリーニング業者にクリーニングを委託されています。
大量のパジャマを短時間で洗濯・乾燥させる必要がある業者洗濯のため、家庭用洗濯とは違い、パジャマの生地に負担が多い洗濯・乾燥方法になります。その業者洗濯に耐えられる素材だと、どうしても天然素材の綿ではなく、化学繊維のポリエステル素材になります。
ポリエステル素材は吸湿性などがないため、蒸れて着心地が悪く感じられる場合があります。

好みのデザインや素材などを選ぶ余地がない

色やデザインや、素材など様々な種類のパジャマを病院側も用意できないため、自分の好みに合うパジャマでない可能性も非常に高いです。
入院中にトイレや休憩所、売店などで人に会う機会があるため、人の目を気にされる方は購入する方がよいかもしれませんね。

3. 入院用パジャマを購入するメリット

3L、4L、5Lなどの大きいサイズが手に入る

もちろん、どこのお店でも用意しているわけではありませんが、つくるパジャマでは、XSから5Lまで、とくになかなか手に入りにくい、3L、4L、5Lまでレディース・メンズともに様々なデザインや素材で取り揃えているオーダーメイド品ため、安心して入院用のパジャマをお探しいただけます。

着心地のよい素材が選べる

つくるパジャマでは快眠の視点から素材は綿や麻、シルクなどの天然素材にこだわっています。入院用のパジャマであれば、一番使い勝手のよい綿100%の素材がおすすめです。

綿は吸湿性や吸水性もよく蒸れを感じにくく快適です。また、病院内は空調などで適温に設定されていることが多いので、夏でも涼しすぎず、冬でもあまり保温性の高いものでなくても大丈夫な場合が多いです。

当店ではダブルガーゼや天竺ニットなどがおすすめです。ダブルガーゼはふわふわした肌触りが気持ち良く人気の素材ですが、伸縮性がありません。

採血のとき腕をまくりあげる、着脱が楽な方が良いという理由で伸縮性を重視される場合は天竺ニットを選びましょう。

あったかコットンムース入院パジャマ

あったかコットンムース入院パジャマ

ふわふわダブルガーゼ入院パジャマ

ふわふわダブルガーゼ入院パジャマ

デザイン・素材などの好みのものが手に入る

もちろん、病院側から用意するパジャマの条件として、次の指定が多いようです。

・前開きタイプであること

・伸縮性のある素材であること

入院サポートレディースパジャマ・長袖/前開き/襟なし

入院サポートメンズパジャマ・長袖/前開き/襟なし

・上下分かれているもの

また、男性の場合はズボンに社会の窓を付いているものをお探しの方も多くいらっしゃいます。
公共のトイレで用を足す際、社会の窓がない場合、ズボンをずらすと地べたに裾がつくのが嫌だというもっともな理由なんですが、レンタルのパジャマで付いていない場合もあるかもしれません。もちろん市販のパジャマでも社会の窓がないものもあるので、購入の際は気を付けましょう。

4. 入院用パジャマを購入するデメリット

自分で用意・購入をする手間

入院用のパジャマは病院からの次のような指定をされる場合があります。

・前開きタイプであること
・伸縮性のある素材であること
・上下分かれているもの

「そんなパジャマはもっていない!」という方は急な入院で気持ちにも時間にも余裕がない状態でパジャマまで探さなければいけないという負担が発生します。

自分で洗濯しなければいけない

ご家族の方のサポートを受けられる場合は、ご家族の方が新しいパジャマを持って来てくれて、使っていたパジャマを持って帰って洗濯してはまた持って来てくれる、という形になりますが、これもご家族の方の負担もけっこうありますよね。
また、自分で病院内で洗濯しなければいけない場合は洗い替えのパジャマを何着か用意して、自分でコインランドリーで洗濯する必要があります。また、乾燥機を使用すると綿などの天然素材のパジャマは極度に縮んでしまうため、1サイズくらい大きいサイズを購入しておく必要もあります。

短期入院時のコスパが悪い

パジャマを購入する場合は安くても3000円以上はしてしまいます。特につくるパジャマの場合、こだわった素材でセミオーダーメイドでお作りするため8000円はしてしまいます。
1週間程度の入院の場合だと、1日200円で2回交換するだけであれば、400円程度ですんでしまいますし、クリーニング代も発生しません。
退院後もお使いになられる場合は別ですが、入院のとき限定でパジャマを着用されるのであればレンタルの方にコスパは軍配があがります。

5.まとめ

3L、4L、5Lなどの大きいサイズを購入する必要がある方はサイズ選びと洗い替えに注意を

とくにパジャマにこだわりもなく、サイズ的にも問題ない方は一時的な入院であればレンタルの方が断然お得だといえます。
ただ、3L、4L、5Lなどの大きいサイズが必要でレンタルの用意がない方や着心地や見た目などを気にされる方は入院までにご自身の条件にあったパジャマを探して購入する必要があります。その際は洗濯のことも考慮し、洗い替えは3、4枚程度、乾燥機で縮んでもよいように1サイズ大き目を購入することがおすすめです。
当店つくるパジャマの入院用は、XS~3L、4L、5Lなど大きいパジャマもご用意しています。下の関連商品の中から、着心地の良い素材や好みのデザインなどを簡単にオーダーメイドできますので、ぜひご検討くださいませ。

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