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繊維、生地などの素材のこと。睡眠、健康のお話までパジャマ、睡眠百科事典です。

フリースパジャマは暖かい?

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この記事の監修者岩本悠資
所属:岩本繊維株式会社 代表取締役
出身:1983年10月 京都生まれ
経歴 同志社大学経済学部卒業。
広告代理店入社、営業部配属。
岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、 パジャマ選びなどの情報をブログで発信。
資格
趣味 寝ること、育児、音楽鑑賞、お酒

フリースパジャマは暖かいのか?

こんにちは、つくるパジャマ店長の岩本です。
本日は「フリースパジャマは暖かいのか?」ということについてお話します。

フリースパジャマは最も暖かいパジャマの一つです。
パジャマの暖かさの指標である保温率において、フリース素材は54.0%。これは綿の暖かい素材の保温率を大きく上回る数値です。
ただ、フリースはポリエステル由来のため、吸湿性がほとんどなく、蒸れてしまいます。
蒸れることで夜間に目が覚めてしまい、結果として睡眠を妨害してしまう可能性が高くなります。
また、乾燥しやすい冬場は静電気を起こしやすく、人の肌にも優しくありません。
暖かくはありますが、パジャマに向いている素材とは言えません。
パジャマには吸湿性が高く蒸れにくい綿などの天然素材が最適です。

綿の暖かい素材

  • 3層構造のニットキルト(保温率:42.6%・Q-max値:0.125 W/c㎡)
  • 綿裏起毛スウェット(保温率:34.0%・Q-max値:0.110 W/c㎡)
  • 綿3重ガーゼ(保温率:29.4%・Q-max値:0.194 W/c㎡)
  • 綿スムースニット(保温率:21.9%・Q-max値:0.212 W/c㎡)

※試験は全てつくるパジャマからユニチカガーメンテック社に依頼した結果です。

保温率:パジャマを着用して温まる早さや暖かさ
Q-max値:接触冷温感。触ったときのヒンヤリ感

保温率20%を超えてくるとやや暖かい素材、Q-max値は0.2W/c㎡未満からヒンヤリ感が少ないと言われています。
体質や寝床環境に合わせて、最適な暖かいパジャマを選ぶことが大切です。

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