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ポリエステルはパジャマに適していますか?

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この記事の監修者岩本悠資
所属:岩本繊維株式会社 代表取締役
出身:1983年10月 京都生まれ
経歴 同志社大学経済学部卒業。
広告代理店入社、営業部配属。
岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、 パジャマ選びなどの情報をブログで発信。
資格
趣味 寝ること、育児、音楽鑑賞、お酒

ポリエステルはパジャマに適しているのか

こんにちは、つくるパジャマ店長の岩本です。
本日は「ポリエステルはパジャマに適しているか?」についてお話します。

ポリエステルはパジャマには適していません。
ポリエステルなどの化学繊維は吸水性・吸湿性がほとんどなく、大変ムレやすいためです。
人は寝ている間、約コップ一杯分の汗をかきます。その汗は水分だけでなく、蒸気としても出るので、その水分や湿気をきちんと吸って、拡散、放出してくれる素材でないと、ムレ感を感じ、睡眠を妨げてしまいます。

公定水分率からみる吸湿性

  • 綿:8.5%
  • 麻(亜麻およびラミー):12.0%
  • 絹:12.0%
  • 羊毛:15.0%
  • レーヨン:11.0%
  • ナイロン:4.5%
  • アクリル:2.0%
  • ポリエステル:0.4%

この値が高いほど吸湿性が高いです。
※「繊維に関する一般知識(日本衣料管理協会)」より抜粋

湿気を吸って放出する吸放湿性

  • 綿:1.7%
  • ポリエステル:0.5%

※ユニチカガーメンテック社に依頼した吸放湿性試験。2%以上で非常に高い、1%で低いと評価できる

パジャマに適している素材

パジャマには綿や麻、シルクなどの吸水性・吸湿性の高い天然素材が適しています。

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宿泊施設ではポリエステルパジャマが使われやすい

ただ、ポリエステルは天然素材に比べ、洗濯耐久性、寸法変化率、防シワ性に優れているため、ホテルや旅館などの宿泊施設ではパジャマとして使われることが多いです。
宿泊施設ではリネンサプライといわれる家庭洗濯よりも衣料を劣化させやすい洗濯方法を使用するためです。
ただ近年、快適な睡眠を提供したいというこだわりの宿泊施設も増えてきており、そういった施設では手間やコストが上がっても綿などの天然素材のパジャマやシーツを採用しています。

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