パジャマペディア
繊維、生地などの素材のこと。睡眠、健康のお話までパジャマ、睡眠百科事典です。
寝相とパジャマ~快眠との関係~
- この記事の監修者岩本悠資
- 所属:岩本繊維株式会社 代表取締役
- 出身:1983年10月 京都生まれ
経歴 | 同志社大学経済学部卒業。 広告代理店入社、営業部配属。 岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、 パジャマ選びなどの情報をブログで発信。 |
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資格 |
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趣味 | 寝ること、育児、音楽鑑賞、お酒 |
小さな子どもの寝相が悪いと「成長している証拠」として良いこととされています。ですが大人の寝相が悪いときは、ちょっと注意が必要。
もしかしたら何かの病気が隠れているかもしれませんし、睡眠の質が下がっているサインかもしれません。
1.寝相が悪いと眠りが浅い?
睡眠環境の見直しが必要かも
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2つがあるのは以前のブログ記事にも書かせていただきました。
(睡眠日記 ~明日誰かに言いたくなる話~ )眠りの浅い方が「レム睡眠」で、眠りが深い方が「ノンレム睡眠」です。
大人が寝ている間にモゾモゾと身体を動かしているのは、眠りの浅いレム睡眠中によく起きることです。
部屋の温度や湿度などの睡眠環境に何かストレスを感じたとき、眠りが浅くなって寝相が悪くなるのです。
寝相の悪さは睡眠中に血流が滞らないための予防としては良い意味を持ちますが、寝返りを多く打ったり変なポーズで寝てしまうと、
身体を寝違えるリスクも高まります。睡眠環境が整っていなければ朝の目覚めに影響が及ぼすのは安易にわかります。
2.寝姿勢でわかる疲れの状態
「LittleThings.com」引用
「両手」を挙げたバンザイの状態
首が疲れている、肩が凝っている、肩甲骨周りの筋肉が緊張していて硬くなっている証拠だと言われています。また、頭が疲れている人も、腕を上に上げて寝る習慣があるようです。
バンザイ寝の改善策としては、肩や首、肩甲骨のコリを解消することです。そのためには、毎日ストレッチをすること。
(出典)
寝る時にバンザイをして寝るのは疲れている証拠。バンザイ寝の原因と対策 | 美容ブログ [女性の美学]
「右手だけ」バンザイ
右手だけ上に上げて眠る癖のある人は『肝臓』に疲労が溜まっている可能性がある。
肝臓まわりの筋肉が硬くなっている場合に多い症状なので、できるかぎりお酒を控え、消化の良いものを食べるなどして内臓をいたわろう。
(出典)
【激ヤバ健康】キミは大丈夫か!? 身体に悪い寝姿勢チェック&克服方法! (ロケットニュース24)|ウーマンエキサイト ニュース
「うつぶせ」
食べ過ぎたときや胃の調子が悪いとき。
また、胸が硬くなったときにも、これをゆるめようとするためにうつ伏せで寝ることがあります。少し肺や心臓に負担がかかっているのですね。
(出典)
あなたが今「疲れている体のパーツ」が毎日の寝相でわかると判明 – ネタりか
「うつぶせ」で「足が曲がる」
「眠るのが嫌、早く昼中になってほしい」という思いが強いときに、こういう寝相になることがあり、またストレスから不眠がちな人や、眠りの浅い人にも見られる寝相だそうです。
うつぶせでカメのように身体を折り曲げて寝ている。・・・これは、人間が極度のストレスにさらされた時に現れる寝相。
体質的にそういう寝方が楽な人もいますが、なにか不安や強いストレスを抱えている場合も、こんな格好で寝ることが多くなります。
「ひじ」や「ひざ」を抱えて
呼吸器の調子が悪いとき。
悩み事、心配事があるとき、ひざを曲げている人はストレスがたまっている証拠。
病気のときや不安が募るときにも、この姿勢をとることが多いようです。ストレスを抱えていたり、我慢していることがあったりすると、胸が固くなって縮こまり、胸を守ろうと横向きに丸まる傾向があるそうです。
「ひざ」を立てたまま
仰向け状態で膝を立てる姿勢のまま寝る人は、緊張が抜けきっていない状態のまま眠っていると言えます。腰部に疲労が蓄積しています。精神的にもストレスが溜まっている状態です。
(出典)
膝を立てる状態のまま眠る寝相の人の特徴
3.直接肌に触れるナイトウェアが身体に合っていないことが原因?
眠るときに着ているナイトウェア、着心地はどうですか?
暑くて汗ばんだり、寒くて肩を縮めてしまったり、ウエストがきつくてお腹が苦しかったり、
といったように身体に合っていないナイトウェアを着たまま眠ると、身体が締め付けられて窮屈に感じたり、
衣服が身体と擦れて不快に感じることで睡眠が浅くなってしまいます。
眠るときはなるべく身体の締め付けがなく、余計な装飾などがついていない格好が望ましいですね。
直接肌に触れるものです。できればジャージやスウェットよりもパジャマがおすすめです。
5.まとめ
明日の健康のために質のよい寝具を使う。まずは手始めに直接肌に触れるパジャマを見直してみませんか。
季節に合ったパジャマを着て朝までぐっすり。
快眠は体と心の健康を左右する大事にしなければならないものだと思います。