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改良版ヒートネックコットンパジャマを実際に使ってみた

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この記事の監修者岩本悠資
所属:岩本繊維株式会社 代表取締役
出身:1983年10月 京都生まれ
経歴 同志社大学経済学部卒業。
広告代理店入社、営業部配属。
岩本繊維入社後、日本全国の寝具専門店、家具店などの小売店への卸営業活動を経て、自社ECサイト「Living Mahoroba楽天店」「つくるパジャマ」オープン。睡眠健康指導士のアプローチで快眠に関する知識や寝装品、 パジャマ選びなどの情報をブログで発信。
資格
趣味 寝ること、育児、音楽鑑賞、お酒

こんにちは!つくるパジャマ店長の岩本です。当店で大人気の冬用パジャマ、ヒートネックコットンパジャマ。このパジャマに使用している裏起毛スウェットという生地を今年(2018年)は実はリニューアルしています。私も2018年モデルを10月からずっと使い続けておりますが、旧モデルと比較しながら、実際に使ってみた感想をお伝えさせていただきます!
 

1.肌沿いがよく、体温を逃がさない

糸を細くすることで、より柔らかく、よりフィット感を

旧モデルのヒートネックコットンパジャマの生地はかなり厚みがあったため、フィット感が弱く、肌と生地にすきまができて、何か「生地が浮く」という感じでした。着用している分にはとても温かいのですが、体を動かしたりして、肌と生地の間にすきまができると少し寒く感じる。。特に裾から冷気が入ってくるような感覚…。
そこで、裾にリブを付ける?ゴムでも入れる?そんなデザインの改良も考えましたが、やはり生地そのものを見直そうという結論にいたり、生地の糸を細いものに変えて、厚みをやや薄くし、より柔らかくすることでフィット性が出るように改良しました。
その結果、かなり肌沿い良いです!そして体にフィットするとやはり体温を逃がさず、暖かさをキープしています。これです、コレ。やはり生地そのものの保温性だけでなく、冬のパジャマはフィット性も大切だと思い知らされました。

2. やっぱりヒートネックコットンパジャマが一番暖かい!

首元、手首、足首を完全ガード

ヒートネックコットンパジャマに使用している同じ生地でタートルネックパジャマも当店にはございます。両者の特徴はざっとこんな感じ。

<ヒートネックコットンパジャマ>
・立ち襟部分に綿ボア生地を貼り付けて、首元を冷気から完全ガード
・袖口部分にゴムを入れて、手首を冷気から完全ガード
・ズボン裾はゴムが入った二重構造で足首を冷気から完全ガード

<タートルネックパジャマ>
・20cmの長さのルーズタートルネック仕様、寝るときは口元まですっぽり覆うことができる
・袖口部分はリブ仕様で見た目もよく、冷気を防げる
・ズボン裾はゴムが入った二重構造で足首を冷気から完全ガード

やはり、ヒートネックコットンパジャマは首元も立ち襟(スタンドカラー)でボタンで留めて完全ガードできるので、めちゃくちゃ暖かいです!ルーズタートルネックも長いネック部分が首に沿うので暖かいのですが、冷気を完全遮断という点では、ヒートネックコットンパジャマには勝てませんね。当店で一番暖かいパジャマだと断言できます。保温性を語る上で首元を温めることがいかに大切かということが良く分かりました。

3. 重量感がなく、楽に着れて、寝返りもうちやすい

旧モデルよりも40%も軽量化

旧モデルの生地に使用していた糸番手は30番/30番/8番手という組成でしたが、リニューアル版は30番/30番/30番手で8番手から30番手という細い糸に改良しました。糸を細くすると、生地が柔らかくなり、必然的に軽くなります。
具体的には
旧モデルのレディースSサイズ:1000g程度
2018年モデルのレディースSサイズ:600g程度
約40%軽量化しています。ちなみに、当店の冬用パジャマでは2番目に温かい「3重ガーゼ」素材や、「スムースニット」で約400~430gなので、そこまで重たいという生地ではなくなったかと思います。
旧モデルはやはり重量感があり、寝返りも少しうちにくいところがありましたが、2018年モデルは、重量感はほぼ感じず、寝返りもうつのも全く問題ありませんでした。

4. 洗濯後も柔らかな風合いが変わらない

30回洗濯しても、起毛のふわふわした気持ち良さをキープ

10月から使い続けて、計30回洗濯してきましたが、(2018/12/21現在)柔らかな風合いがずっと続いています。我が家では柔軟剤を使わないので、生地が硬くなるとすぐに分かるんですね。旧モデルは洗濯をするにしたがって、おもて面もヴィンテージ感のある良い風合いにはなっていくのですが、若干最初より硬くなる感じが否めませんでした。さらに肌に当たる起毛部分も硬くなり、ゴロゴロするとまでは言わないまでもふわふわとは言えない風合いになりました。2018年モデルは洗濯をどこまでして変化が出るか試験中ですが、30回では起毛部分も柔らかな風合いはキープできています。これはかなり嬉しいですね。やっぱりパジャマは柔らかいものがリラックスできて良いですね。
 

5.まとめ

一番暖かく、よりリラックスできるパジャマに仕上がっています

旧モデルは保温性は抜群でしたが、重量感やフィット感があまりないことからリラックス感に物足りなさがありましたが、
2018年モデルは保温性も当店で一番の座は譲らず、重量感がほぼないので、体へのストレスも少なく、寝返りもうちやすいので、よりリラックスできるパジャマになっています。店長岩本が自信をもっておすすめするヒートネックコットンパジャマ、ぜひお試しください!

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