意外に知らないパジャマのお手入れについて
寿命は?お洗濯の頻度は?
パジャマのお洗濯の頻度はどれくらいがいいの?
夏場は毎日、冬場は2~3日に1回
ヒトは寝ている間にコップ一杯分ほどの汗をかき、夏場にはその倍ほど汗をかくといわれています。睡眠中にかく汗の成分はダニやカビ、雑菌が好む塩分、脂肪、尿素、タンパク質なので、パジャマを汚れたままにしておくとダニやカビ、雑菌が皮膚や汗の成分を餌にしてどんどん増殖します。また、ヒトの新陳代謝は睡眠中が一番活発になります。代謝によって剥がれ落ちた皮膚の表面には雑菌がいっぱい。汚れを長い時間、洗濯せずに放置してしまうと、パジャマの生地の劣化が早くなります。また、背中ニキビなど、皮膚トラブルの原因につながります。
パジャマの耐用年数は?
2~3年が目安です
パジャマの素材や縫製などの品質によって様々ですが、きちんとお手入れすれば、基本的に2~3年は問題なく使えるといわれています。お洗濯をマメにしなかったり、ルームウェアと同じようにお部屋の中でずっと着て生活したりすると、1年ももたない場合もあります。生地もジャケットのアウターなどに使われる生地と違い、薄手で柔らかいものが大半なので、どちらかといえばデリケートなものです。あくまで消耗品だと考えましょう。
パジャマの買い替え時は?
生地が擦り切れたり、毛羽立ちがひどくなってきたら買い替えましょう
パジャマにはさまざまな素材や縫製の種類があるので、それぞれに適したお手入れをすれば2~3年は問題なく着用できます。パジャマをいつまで使い続けるかは個人差がありますが、目安としては、生地が擦り切れてきたり、毛羽立ちがひどくなって肌触りも悪くなってきたら買い替えましょう。
パジャマの正しい洗い方
まずは洗濯絵表示をきちん確認することが大切です!
パジャマの素材が綿なのか、麻なのか、絹(シルク)なのか。素材の組成によって、洗濯方法は変わってきます。シルクのように、手洗いなどの場合もあります。洗濯方法、洗剤なども洗濯絵表示をみて、正しく行うことで、パジャマを長く使うことができます。
洗濯ネットに入れて洗いましょう
天然素材のパジャマは生地自体に毛玉が発生することは基本的にありません。ただ、一緒に洗濯された衣料などの繊維が付着して毛玉が付いているように見える場合があります。これを防ぐためにもネットに入れて洗いましょう。
家庭用乾燥機はつかえません
最近普及している、ドラム式洗濯機に付いている乾燥機、いわゆるタンブル乾燥は出来るだけ使わないことがおすすめです。理由は、洗濯物が極度に縮んでしまうことと、高温で乾かしながら、生地同士ぶつかりあうため、生地の劣化を早めてしまう可能性があるからです。実は、ほとんどの衣料品が「タンブル乾燥禁止」と表記されています。どうしても使用したい、しなければいけない場合はそのリスクを承知の上で自己責任でおこないましょう。
洗うとき、干すときは裏返しましょう
「汚れをしっかり落とす」「生地を傷めにくい」というメリット!
じつは洗濯物は裏返して洗ったほうが良いというより、汚れている方を表にして洗ったほうがいいというのが正解です。パジャマは外側の汚れというより、肌に近い裏側が、汗や皮脂がたくさんつくので、裏返して洗ったほうが汚れが落ちやすくなります。また、表にして洗っていると生地同士が擦れたり、洗濯槽にぶつかったりするので、どうしても外側になっている方が傷みやすく、さらに色があせてきてみすぼらしくなりますが、裏返して洗うことでそういった傷みなども軽減してくれます。
また、パジャマを外に干すときも裏返すことで、直射日光の紫外線で生地が傷んだり、色あせてしまうことも軽減できます。
洗濯洗剤は使い分けをしましょう
「ハイジア」「ナノックス」などの中性洗剤は、シルクやウールなどアルカリに弱い動物性繊維を洗うのに向いています。「アタック」「アリエール」などの弱アルカリ性洗剤は中性洗剤よりも洗浄力が優れている分、若干色落ちしやすい、生地を傷めやすいという傾向があるため、汚れの程度が軽ければ、綿や麻などアルカリに強い繊維でも、中性洗剤で洗った方が色落ちや生地へのダメージをやや軽減できます。中性洗剤と弱アルカリ性洗剤を揃えておいて、汚れの程度によって洗濯洗剤を使い分けするのがパジャマを長持ちさせるコツです。
漂白剤は酸素系を使いましょう
ハイターなどの漂白剤には酸素系漂白剤と塩素系漂白剤があります。同じハイターでも酸素系漂白剤を使いましょう。さらに、ワイドハイター粉末タイプは、同じ酸素系漂白剤でも液体タイプや重曹よりも殺菌効果が強いのでおすすめです。そして同じハイターでも、塩素系漂白剤は漂白力が強すぎて、パジャマの色によっては色落ちや生地のいたみの原因になるので「酸素系漂白剤」の方がおすすめです。洗濯絵表示にも塩素系漂白剤は禁止となっているものが多いです。
柔軟剤はメリット、デメリットを知って使いましょう
柔軟剤を使用すると、ふわふわ柔らかくなる、良い香りがするというメリットに対し、吸水性がおちてムレを感じる、敏感肌の人には痒みを発症する場合があるなどのデメリットがあります。これは、柔軟剤の原料によるものです。石油系のものはしっとりふわふわさせる反面、吸水性を悪くさせる、植物性は吸水性を保つものの、ふわふわ感は少ないなど、原料や柔軟剤にさまざまです。このメリット、デメリットを知った上で、自分に合ったものを選びましょう。ヤシノミシリーズなどの植物性成分の柔軟剤は吸水性がありつつもふんわり効果もあり、肌にもやさしいという皮膚刺激テストも行っているので、パジャマには比較的おすすめです。
パジャマの買い替え時は?
生地が擦り切れたり、毛羽立ちがひどくなってきたら買い替えましょう
お風呂あがりに着る機会の多いパジャマ。洗面所に収納ラックなどを設置して保管するのもよいでしょう。その際、できるだけ風通しよくしておきましょう。臭い、皮膚トラブルの原因である雑菌やカビの繁殖を防ぎます。
さらにパジャマは寝ている間の汗を吸収してくれます。 そのためパジャマを洗う頻度は毎日または2~3日に一度程度洗うことをおすすめしています。
春におすすめパジャマ特集
みなさんから頂く、パジャマの洗濯・お手入れについて、よくあるご質問をまとめております
1. パジャマのお洗濯の頻度は?
夏場は毎日、冬場は2~3日に1回をめやすにしてください。
2. 耐用年数はどれくらいですか?
パジャマの素材や品質によって様々ですが、きちんとお手入れすれば、2~3年は問題なく使える目安と思います。
3. パジャマの買い替え時は?
生地が擦り切れてきたり、毛羽立ちがひどくなって肌触りも悪くなってきたら買い替えましょう。
4. 正しい洗い方を教えてください
まずは洗濯絵表示のとおりに洗って下さい。パジャマの素材によって、洗濯方法は変わってきます。
5. 洗濯の際、ネットに入れたほうがいいですか?
パジャマを裏返して、ネットに入れて下さい。一緒に洗濯された衣料などの繊維が付着しないようにするためです。
6. 乾燥機はつかっていいですか?
ドラム式洗濯機に付いている乾燥機、いわゆるタンブル乾燥は出来るだけ使わないことがおすすめです。縮みや、生地の劣化の原因になります。ほとんどの衣料品が「タンブル乾燥禁止」と表記されています。使用する場合は自己責任でおこないましょう。
7. 干すときの注意点はありますか?
パジャマを裏返し、シワをのばして、風通しのよいところに干してください。素材によってかわりますので、洗濯絵表示をご確認下さい。
8. 洗濯洗剤は何を使えばいいですか?
弱アルカリ性洗剤を使って頂いて問題ありません。シルクなどのデリケートな素材は洗濯絵表示の記載にもありますが、中性洗剤をご使用下さい。
9. 漂白剤は使っていいですか?
色落ちや生地のいたみの原因になるのでおすすめしておりません。ご使用の際は酸素系漂白剤がおすすめですが、洗濯絵表示を必ずご確認下さい。
10. 柔軟剤は使っていいですか?
問題ありませんが、柔軟剤の材料によって吸水性が悪くなったり、敏感肌の人には痒みを発症する場合があるなどのデメリットがあります。
11. おすすめの収納場所はありますか?
風とおしよく、湿気にくい場所に保管しましょう。
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